建設業者が注意すべき期末在庫の処理 千葉 建設業
当社は千葉の建設業の法人です。当社の請け負う工事の内容は主に型枠工事や大工工事、とび工事などです。千葉県の建設業許可は会社設立時に申請し取得しました。大工工事業、とび・土工業の他に管工事業の許可も取得しています。
建設業者として設立して今年で約20年になります。従業員は現在20名弱です。会社設立時に採用したろくに挨拶もできない20歳前後の若者が当社で仕事を続けていて、今では会社の中心的な役割を担っていると思うとなんだか感慨深いものです。
他の建設業の経営者の方から、なかなか人が定着しなくて困っていると言う話をよく聞きます。確かに建設業は人の出入りが多いと言われますが、採用した従業員が長く勤務することは当社の誇れる点であると思っています。
実はこの度ご相談させていただきたいのは、期末の在庫についてです。千葉で建設業を始めた当初は、私自身が毎日現場に出ていたので全て把握しており、期末の在庫や仕掛品についても自分で棚卸をしていました。
しかし、従業員が成長した現在では、千葉の現場に関する事項は多くの部分を従業員に任せており、私自身は経営者としての仕事に多くを費やしています。
現場の従業員は建設業、工事に関しては非常に優秀ではあるのですが、期末の棚卸を任せると、在庫の考え方が分からず苦労するみたいで、私もあまりうまく説明ができません。何か分かりやすい方法はないのでしょうか。
期末在庫の処理は非常に重要です。建設業会計ではもちろんですが、どのような業種であっても必ずと言っていいほど税務調査の対象項目になります。建設業会計においては決算時の最も重要な事項と言っても過言ではありません。その中でも仕掛工事は特に慎重さが必要です。
仕掛工事とは、期末時点で完成しておらず売上に計上していない工事のことで、この工事にかかった費用は、工事が完成し売上を計上した期の費用になります。従って、期末に完成していない工事について請求された金額など、原価を構成するものについて適正に把握する必要があります。
下記のようなポイントに注意することで正確な期末の棚卸ができるようになるのではないかと考えます。
- 工事台帳を作成すること
- 工事が完成しているのに出していない請求書はないか
- 完成していない工事について前払いした費用はないか など
主な業務エリア
<千葉県>千葉市(中央区、稲毛区、花見川区、美浜区、若葉区、緑区)四街道市、習志野市、船橋市、浦安市、市川市、市原市、鎌ケ谷市、柏市、松戸市、野田市、成田市、佐倉市、東金市木更津市、銚子市、館山市、茂原市、、旭市、勝浦市、流山市、八千代市、我孫子市、鴨川市、君津市、富津市、袖ケ浦市、八街市、印西市、白井市、富里市、いすみ市、匝瑳市、南房総市、香取市、山武市印旛郡(酒々井町、印旛村、本埜村、栄町香取郡(神崎町、多古町、東庄町)山武郡(大網白里町、九十九里町、芝山町、横芝光町長生郡(一ノ宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町)夷隅郡(大多喜町、御宿町)安房郡(鋸南町)<東京都>葛飾区、足立区、荒川区、台東区、江戸川区、墨田区、江東区、千代田区、中央区、港区、文京区、豊島区、新宿区、渋谷区、目黒区、品川区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、北区、板橋区、練馬区