建設業許可を有する法人と雑収入
私は千葉の専門学校を卒業後、電気工事業の建設業許可を持つ千葉の会社に就職しました。それほど規模の大きい会社ではありませんでしたが、約30年勤務し続け、建設業について多くを学びました。
5年ほど前に勤務していた会社の社長が急に亡くなり、会社は社長のご長男が引き継ぐことになったのですが、2代目はそれまで全く別の業界で仕事をしていて、当時は建設業については全くの素人といってもいいほどでした。
当時、私は会社の従業員の中ではもっとも古株で役員という立場にもあったため、先代が築いた会社を何とか2代目に無事引き渡したいとの想いで、休むまもなく仕事に明け暮れました。その甲斐あって2代目になってから3期目には先代のころの売上を越え、2代目社長の下で安定した経営状態になりました。
そんな折に私は「最後に一から自分の腕をふるってみたいと」考え、約30年勤務した会社を退職し、千葉で会社設立しました。これまでの経験があれば自分でなんでもできるという自信がありましたので、最初から千葉で株式会社を設立するつもりでしたし、会社設立手続きも定款作成から自分で行いました。
しかし、建設業許可の千葉県知事許可の申請で大きく躓いてしまいました。
経営管理責任者や専任技術者の要件は満たしていたのですが、申請のための資料の作成がうまくできず、定款にも問題があるといわれてしまい、八方ふさがりになり、千葉の建設業許可の専門家に依頼することになりました。
「もっと早く相談していただければ」と言われてしまいましたが、一つ一つ丁寧に教えてくださり、無事に建設業許可がおりました。この建設業許可のことがあってから、専門的な部分については専門家に依頼をすることが最もスムーズにできると考えを改めるようになりました。今後、会社の会計処理において注意が必要な点について教えてください。
千葉で建設業許可を得て事業を行う場合、売上の計上は非常に重要な点ですが、売上以外の収入をもれなく計上することも非常に重要です。
雑収入と呼ばれる下記のようなものを会社の収益と認識せず、計上していないことが指摘されると、追徴課税を受ける等の不利益が生じる可能性があります。
- 下請け業者や同業者に対して機械器具、車両、資材管理場等を賃貸したことで使用料を収受した場合の賃貸料収入
- 工事現場で発生した鉄くず等の売却収入
- 下請け業者や同業者に金銭を貸し付けた場合の利息収入
- 貸倒処理した債権の一部が後日回収された場合の収入額
- トラブル等に起因し収受した損害賠償金
- 下請け企業や同業者から収受した経営指導料
千葉市の建設業許可の申請、更新、事業年度終了届や、建設業許可取得起業の会計、原価計算等の御相談は、建設業許可千葉県/経営相談室までお気軽にご連絡ください。
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